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しのぶれど 色に出でにけり わが恋は

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4月15日公開の、劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』を見てきました。

 

平日だというのに池袋の映画館は満席。ロビーにたどり着くまでに一苦労しました。チケット予約しておいてよかった。

 

前作の映画の最後に、「しのぶれど、っちゅーことやな」と平次が言っていたので、百人一首に関わる事件なのだということは想像できましたが、なかなか面白かったです。

アンテナの表面をぐるぐる回って助走をつけたり、とんでもない高さの崖からバイクでジャンプして無事に着地したり、アリエナイことの連続だったけど、所詮アニメだしね。そこにリアリティはいらない。ただ笑えた。

 

個人的には、もう少し百人一首の内容含めた予告メッセージとかあればよかったなと思ったな。犯人とされてる人が「紅葉」の札が得意だから、殺害する相手に「紅葉」の札を送りつけるっていうのはちょっと表面すぎるというか。

だったら百人一首の中に、名前が入ってて〜...って、それはもう14番目のターゲットでやったか。あれは面白かったですね、犯人の動機はメチャクチャだったけど。

 

 

平次と和葉のラブな発展はほぼなし。新一と蘭も発展なし。こんなに予告で煽っておいて...。 同じ京都を舞台にした「迷宮の十字路」の方が、幼い頃の記憶が蘇った時にホンワカしましたね。

 

とはいえ、ラストの蘭と新一の百人一首のやりとは素敵でした。

 

蘭が新一に当てて送った札は

めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな

訳:あなたに久しぶりに会えたのに、あなたかどうかも分からぬうちに帰ってしまわれた。夜半の月が雲間に隠れてしまうように。

 

その返事として、新一が蘭に送った札は

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 

訳:早い川の流れで、岩で二つに分かれてしまった水が、また一つに戻るように、今は愛しいあなたと離れていても、いつかはまた逢えるでしょう

 

これはイケメン!これは素敵!!

 

和葉ちゃんを代表するうたは、もちろん

しのぶれど 色にでにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで

訳:しのび抱いていた恋心が表に出てしまった。恋でもなさっているのですか?と人にきかれるくらいに

なんだけど、平次を代表するうたって、ざっと百人一首の恋の歌を見た感じ無いんだよね。

「こんなに大切に思ってるのに、素直になれない」とか「あなたを失いかけて、どれだけあなたを好きなのか知った」とか、そんなうたがあればよかったのに。

 

 

倉木麻衣渡月橋は、テーマソングとしてぴったりでした。この映画のために書き起こしたんだろうね。和風のアレンジと耳に残る琴の綺麗なイントロが印象的で、帰ってから早速ポチしてしまった。

コナン知らない人でも単発で楽しめると思うので、ゴールデンウィークにぜひ見に行って見てください。